麒麟山・角神温泉 朝ごはん 阿賀町産のしいたけを狐戻味噌で漬け込んだ逸品 椎茸の味噌漬け

椎茸の味噌漬け

自然と文化が共存する町、奥阿賀

麒麟山・角神温泉のある阿賀町(奥阿賀地域)は、新潟県の東部。町の東側は福島県の県境に接し、県都新潟市から続く磐越自動車道で町の中心部から約40分で会津若松市に到達し、五泉市や新発田市とも隣接する周遊観光に適したエリアです。町の中央を飯豊連峰の水を集めて日本海に注ぐ阿賀野川とその支流・常浪川が流れ、中心部は比較的平坦ながらも周辺は山々に囲まれ、面積は952.88平方キロメートル(うち約9割が山林)と、新潟県の面積の約6.8%を占めています(第3位の広さ)。自然豊かな土地でありながら、現在のみならず古くから水上・陸上交通の要所という歴史もあり、複数の個性豊かな温泉地、酒蔵や味噌、麹、製菓、蕎麦屋などが軒を連ね、陶芸や和紙、つる細工などの職人も多く暮らすなど、独特の風情や文化が感じられる場所です。

山と狐の美味しい物語

阿賀町は生産量は多くないものの、良質なきのこが採れると言われています(収穫から体験できる観光きのこ園もあります)。なかでも椎茸は肉厚で食感も抜群。そこで、麒麟山・角神温泉の冬の朝ごはんは、この阿賀町自慢の椎茸をお客様に味わっていただくべく、味噌漬けにして提供することになりました。使用する味噌は、麒麟山・角神温泉の朝ごはんプロジェクトの協力者としてはお馴染みの「宮川糀や」さんの「狐戻みそ(きつねもどし)」を使用。良質の水と原料を贅沢に使い、1年半の時間と愛情を注いで造った無添加の味噌です。狐の伝説が多い、なんともこの地らしい名前の味噌ですね。狐戻みそで漬け込んだ椎茸は少々濃いめの味がごはんとも相性抜群。お箸が進むこと間違いなしです。奥阿賀には清水や湧き水のスポットも多く、また酒蔵が仕込み水として使う伏流水にも恵まれた土地ですから、そのお水で作り、そして炊いたコシヒカリはそれだけでも美味しい。そこにこの「椎茸の味噌漬け」が加われば言わずもがなです。

山に抱かれ川を進む奥阿賀の絶景雪見舟

雄大な山々とその合間を流れる阿賀野川が織り成す奥阿賀の風景は、四季折々に素晴らしく、いずれの季節に訪れてもため息が出るほどの絶景を目にすることができます。その格別な風景を川の上で楽しむことができるのが、江戸時代、会津藩の川港があったというこの地の水路繁栄の名残りともいうべき舟遊びです。「道の駅 阿賀の里」を拠点に、日本百景のひとつである奥阿賀の渓谷美を船頭ガイドと巡る船旅コース「阿賀野川ライン舟下り」、「奥阿賀ふるさと館」に隣接した乗り場を拠点とした、角神湖畔から阿賀野川上流の水上の旅を満喫する「奥阿賀遊覧船」と、ふたつの舟遊びが楽しめます。新緑や紅葉の季節も素敵ですが、冬の雪見舟はまた格別! ここでしか見ることのできない、奥阿賀の白い世界がそこにあります。

麒麟山・角神温泉・朝ごはん「椎茸の味噌漬け」が召し上がれる宿